極私的『誤謬を含む論法』

トーン・ポリシング (Tone Policing)

「言い方が悪い」、「感情的な物言いだ」などトーン(論調)に論点をずらして抗議や訴えを封じようとすること。

トゥ・クォクェ (Tu quoque)

「お前もな」論法。発言者の過去の失敗や間違い、言行不一致に論点をずらすこと。「発言の真偽」と「発言者の人格」をない交ぜにして、発言内容の否定のために発言者への人格攻撃を繰り返すこと。

レッド・ヘリング (red herring)

燻製ニシンの虚偽。ミスディレクション。燻製の強い匂いで猟犬の嗅覚を混乱させた逸話に基づく。核心から注意をそらす証言や証拠、情報を散りばめることで相手を混乱させる手法。

藁人形論法

straw man, straw person. 敵に見立てた藁人形(かかし)を相手に戦い、本人を倒して勝ったが如く猛々しく振る舞うこと。都合よく歪めたり切り取った相手の主張を論破することで自らの正しさを印象付ける手法。

ご飯論法

質問の意図を狭い範囲に歪めて追求の核心には直接回答せずに逃げ切る手法。「朝ごはんを食べたか?」と問われて「(パンは食べたが)白米は食べていない」と回答をはぐらかす答弁。

悪魔の証明

存在しないことを証明することが難しいことの喩え。悪魔が存在することを証明するためには具体例を一つ挙げれば良いが、存在しないことを証明するために具体例を数多挙げても存在する可能性を全ては潰せないことを喩えている。実際の議論では「ああ言えば、こう言う」に終始しているだけであったり、証明責任・立証責任からの逃げ口上に使っているだけのケースもある。