[Windows] 代替データストリーム

NTFSにはファイルに関する副次的な情報を記録するための「代替データストリーム (ADS : Alternate Data Stream)」と呼ばれる機能が存在する。

Webブラウザやメールの添付ファイルとして受け取ったファイルにはこのADSが付加されてストレージ上にファイル本体(メインデータストリーム)と並んで記録される。

ADSはファイル名の後ろに “Zone.Identifier” という名前が付く。
ただし、通常のツールやコマンド操作でADSを見ることはできない。

dirコマンドやPowerShellのオプションを使うことでADSを可視化できる。
またWSL (Windows Subsystem for Linux) のコマンドラインではADSが見える。

dirコマンドの "/r" オプションを使用した場合

get-itemコマンドの "-stream" オプションを使用した場合

代替データストリーム(ADS)の中身の例