フレキシブル・ケーブル

"Flexible Flat Cable", "FFC", "フレキ(ケーブル)"とも呼びます。
主に電子基板と電子基板の電気的接続のために使用する薄いケーブルです。

フレキシブル・ケーブルには裏表(電極面と絶縁面)があります。コネクタに差し込むときは裏表の間違いに注意しましょう。

ケーブル面

フレキシブル・ケーブル 電極面

フレキシブル・ケーブル 電極面

フレキシブル・ケーブル 絶縁面

フレキシブル・ケーブル 絶縁面

コネクタ

フレキシブル・ケーブルを接続するコネクタは大きく分けて『ZIFタイプ』と『LIFタイプ』の2種類あります。

"ZIF" は "Zero Insertion Force" の略です。ZIFは挿入時に力が不要(ゼロ)のコネクタです。力をかけずに挿入できるということは、力をかけずに抜けてしまいます。そこで多くのZIFタイプのコネクタには挿入後に抜けることを防ぐためにパチンと嵌めるロック機構があります。

"LIF" は "Low Insertion Force の略です。LIFは挿入時に弱い力が必要なコネクタです。LIFタイプのコネクタはロック機構を省略して小型化、低コスト化したコネクタであることが多いです。

ZIFタイプのコネクタの例

ロックあり

ZIF締める

ケーブルが抜けないようにロックがかかった状態です。

ロックなし

ZIF緩める

ロックが外れてケーブルが抜き差しできる状態です。

ロックのはずし方、掛け方はコネクタによって異なります。

コネクタやケーブルの破損を防ぐため、ドライバーや金属ピンセットでロックをこじ開けることは避け、指の爪や竹串を使いましょう。