[cinema] ディア・ドクター
山あいの無医村に現れた偽医者に降り掛かる悲喜こもごもが印象的な映画でした。ストーリーが進むにしたがい、何がホンモノで何がニセモノか分からなくなってくるのですが、ラストシーンの終わり方はとてもチャーミングで嬉しくなりました。ホンモノとニセモノの狭間で頭を抱えて身動きができなくなるよりも、七転八倒しても、とにかく動くことがチャーミングなんだな、と思いました。
[cinema] ヴィヨンの妻
映画『ヴィヨンの妻』を見て来ました。 太宰治生誕百年を記念して制作された映画です。
浅野忠信さん演じる放蕩三昧の小説家に自分が共感できるとは露ほども想像していませんでしたが、ただただ己の手前勝手を認めてしまうと、理不尽に妻に嫉妬する姿や、心中未遂の挙げ句に「死ぬのも怖い」、「生きるのも怖い」と妻に向かって言っていることにも感情移入していく自分に驚きました。
放蕩三昧の夫に寄り添って「私は幸せよ」と語る、松たか子さん演じる妻を疎ましくも愛おしくなる気持ちがひしひしと湧いて来る映画でした。
[cinema] 斜陽
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「斜陽」の舞台挨拶に秋原正俊監督と俳優の俳優小倉一郎さんが来ていたので見に行って来ました。
しかし舞台挨拶でもお客さんを集められない地方のショッピングセンターのシネコンというのも、かなり辛いものがありますね・・・
映画「斜陽」は舞台を現代に移していたので、落ちぶれゆく上流階級というシチュエーションにちょっと現実味が湧きませんでした。
元お金持ちを思わせる小道具や洋服というのは現代ではなかなか見つけ難いのでしょうか? ブランドもののバックや服では旧上流階級というより、バブルの残滓くらいにしか感じませんから・・・。
ただ、佐藤江梨子さんが演じる主人公のお嬢様のお人形さんのような気色はとても素敵でした。
[book] ニコニコ動画が未来を作る
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着メロ、着ボイスで一世を風靡したドワンゴの、創業から現在のニコニコ動画に至るまでのドキュメンタリーです。
私は最近の着ボイスもニコニコ動画も、とんと興味がないのですが、ドワンゴの前史となるゲームクリエート集団 Bio_100% の Super Depth は学生時代一日中遊んでいた記憶があるし、秋葉原のCDショップ Laser5 へは初ボーナスでGateway2000のDOS/V機を手に入れてからしばらく足しげく通っていたので、この本の前半に描かれている内容は非常に懐かしかったです。
怖いもの飲みたさ

コーヒー豆やカカオ豆と同じ豆類だし、お汁粉というドリンクもあるので、ないことはないのかも知れませんが、やはり炭酸との組み合わせは不思議な味でした。 ^_^;
[cinema] 南極料理人
南極観測基地に単身赴任となった料理人のお話です。
ペンギンもアザラシもウイルスすらいない極寒の南極の非日常と日々の食事という日常の対比がコミカルでクスリとさせられました。
映画をみているあいだ、終始おなかが空いてくる作品でした。 ^_^;
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