11月20日、21日の2日間にわたり、横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜にて開催されたETロボコン チャンピオンシップ大会の2日目のイベント『モデリングワークショップ』を今年も見学してきました。1日目の競技会は残念ながら見学できませんでしたが、今年度から新設されたアーキテクト部門が多いに盛り上がったようです。製品の一部として与えられた機能(仕様)を高品質に実現することを強みとしてきた組込みシステム開発者たちが、これからはユーザーに提供する機能やサービスにより踏み込んでいく時代の変化に即した面白い取り組みだと感じました。そして、そのアーキテクト部門において参加2年目の新進気鋭の大学生チームと社会人チームが同点で優勝を分け合ったことに不思議な巡り合わせを感じました。
以下はワークショップ会場内で呟いたTwitterのログです。いつものとおり、審査員や登壇者の発言と私のテキトーな感想がほど良〜く?混じっていますので内容の真偽は二の次にしてワークショップ会場の雰囲気だけを感じてください。
ETロボコンCS大会モデリングワークショップなう。Sufaceを持ち出してみましたがスマートカバーは無理… ^_^; #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
昨日の競技会会場の忘れ物告知。久保秋さんで恒例化でしょうか? ^_^ #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
今年のモデリングワークショップも入賞者を壇上に招いて振り返り。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
まずはデベロッパーズ部門への総評を審査委員長の渡辺さんより。ETロボコンは日頃試す機会のないテクノロジーやマネジメントを試すエンジニアの砂場。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
エビデンスはあるか? ちゃんと作り込みしていることを、どう示す?どうしょうめいする? #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
これまでは品質を最重要視していた。今年は実現可能性、追跡性がしっかり書き込まれているかを重視した。見やすさやメタファーだけではダメ。ちゃんと動作することを納得させるモデルを良しとした。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
『じぇっとあーる』さんは競技部門とモデリング部門の両方で一位をとってデベロッパーズ部門の優勝を果たした。競技結果とモデリング評価の相関が強く出たことしのCS大会。良いモデルは性能も高い! #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
ライントレースから一時的に逸脱してもコース復帰する様子が見られた。ロバスト性が高まっている。偶然や運に左右されない確実な動き。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
クラス図だけでソフトウェアの部品は明示されている。しかし、その部品を使ってどう実現するのか?どうくみあわせるのか?が示されていないモデルがありましたが、そこは実現可能性がよみとれず、折角の試みが残念です。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
ライントレースという課題が定番化したために常連組が過去の資産を活用することで新規参入チームに対してアドバンテージをもったり、過去の先輩たちの遺産を越えられずに新しいことにチャレンジしにくい弊害も現れている。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
PIDのモデル式や自己位置推定のモデルは多くのチームが書けている。しかし、そこから、もう一歩踏み込んだ性能モデルを描かないとチャンピオンシップ大会では抜きんでることはできない。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
先輩たちのモデル。過去の優秀チームのモデルの研究、検討が進んでいる。その分、モデルが金太郎あめのようになってしまっている。モデルの見せ方の流れ、トレーサビリティを示すアイコンの使用が定番化してしまっている。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
過去のモデルや成果を理解して使っていますか? 『まいまい式を使って最速走行を実現します!』 まいまい式を使って遅くなりませんか? 実現可能性を審査員に納得させることができる説明をもう一言添えましょう。ただコピペしただけになってしまいますよ! #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
来年の競技規約は大幅に改変したい!という河野さんからの発言で審査員からの総評終了。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
参加2年目にしてエクセレントモデル(モデル一位)、競技部門一位で総合優勝を果した『じぇっとあーる』のメンバーの皆さんが登壇。 去年の優秀モデルを大いに参考にして、自分たちの今年のモデルに反映させたそうです。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
コース取りが最速走行を実現する肝。モデルには、どこをどう走るかまでは書き込まれていなかったが、走行のための部品は揃っていたので走行の実現に納得性が得られた。じぇっとあーるさんは複数のショートカットを用意してあり、スタート時のBluetooth通信でコ送って選択! #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
ショートカット走行の実現(ライントレースからの逸脱)は途中途中のポイントで位置をリセットして誤差の蓄積をクリアしているそうです。並走チームへの走路妨害は相手チームへの事前ヒヤリングや偵察で見極めたそうです。 ^_^; #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
参加チーム(ライバルチーム)から盛んに質問が飛んでいます。ライバルにしか分からない苦労や工夫が飛び交うのがETロボコンの醍醐味ですね。 ^_^ #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
昨年の全参加チームのモデルを検討した「じぇっとあーる」 モデル駆動開発の有用性は、やはり高かったのではないでしょうか? #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
アーキテクト部門の総評。HowではなくWhyを審査では重要視した。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
『男子力∞MAKTO』 さんのモデルは何がやりたいのかコンセプトがすんなりと伝わってきた。文章を読まなくてもマンガで伝わるというのは上手い。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
男子力∞MAKOTOさんはデベロッパーズ部門にも参加していた。そこで出来上がったデベロッパーズ部門のモデルとアーキテクト部門のモデルが似たようなものになったのが嫌だったので、言い出しっぺが漫画を書き加えたそうです。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
男子力さんとは対照的な『SpecialBoys』さんのモデル。何がやりたくて、そのやりたいことの中で何が実現できるのか、しっかり分析されていて好感がもてた。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
『男子力∞MAKOTO』さんは高等専門学校からの参加。総勢15名で同好会の会長さんとは別にプロマネも置いてRedmineでチケット駆動開発を行った社会人も顔負けの布陣ですね。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
ETロボコンに求める二つ軸。Emotion(情緒的価値)とQuality(機能的価値)。 組み込み業界にもエモい風が吹き込むのでしょうか? #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21
午前の部終了。実行委員の皆さん、参加者の皆さん、お疲れさまでした。私は会場を離脱してET展の見学に行きます。 #etrobo
— Takehiko YOSHIDA (@chihayafuru) 2013, 11月 21