[trekking] 北アルプス パノラマ銀座縦走2025 3rd day
北アルプス パノラマ銀座縦走の3日目。ようやく夏の青空の下、標高3000mの北アルプスの主稜線を気持ちよく歩くことができました。写真の奥にある雲の隙間からほんの少し見えているのが槍ヶ岳の穂先です。
日の出時間直前の大天荘前のテント場の様子です。残念ながらこの日の朝も霧に包まれてご来光をみることはできませんでした。
ですが時間経過とともに徐々に青空が見えてくるようになりました。
太陽は見えていませんが雲海と雲の影のコントラストが幻想的な風景でした。
お世話になった大天荘。燕山荘に比べて小規模な山小屋でしたが快適に一夜を過ごすことができました。
上空の雲が晴れて雲海が見事でした。
せっかくだからと大天荘を出発する前に大天井岳の頂上に上がったところブロッケン現象に遭遇しました。
太陽とブロッケン現象(虹)の位置関係がよくわかる全天球写真です。
自分が霧に落とした影の周りに後光のように虹が出ています。
霧が風に流されて消えるとともに虹もあっという間に霧散してしまうのですが、一期一会の素晴らしい風景でした。
大天荘を出発!
THE北アルプスといった感じの稜線の登山道です。
人見知りの槍ヶ岳。雲の合間から少しだけ姿をみせています。
スマホでパノラマ写真を撮ったりして立ち止まりながら、のんびり進みます。
この日はライチョウと大遭遇。2組、計8羽のライチョウを見かけました。
登山道ですれ違った人からライチョウの目撃情報を伺っていたので、カメラを準備しました。数十メートル先で登山者が数名立ち止まっていたので、おそらくライチョウだと思ってゆっくり近づこうとしたら、すぐ足元の登山道に雷鳥の親子が歩いていました。距離にして数十メートルの区間に2組のライチョウがいました。
親鳥のまわりを3羽の雛鳥がワラワラと歩き回っているのですが、たまたま一段になって同じ方向を向いた瞬間です。
ライチョウの親子は登山道の私の進行方向を塞いだまま道を譲ってくれないのですが、こちらが追いかけ回しているわけでもないので、ゆっくり立ち止まって写真を撮らせていただきました。
やっと登山道から外れて私の進路が開きました。
親鳥が少し高い位置から周囲を警戒して、周りを雛鳥がついて歩いていました。ただ私は警戒の対象に含まれていなかったようです。😅
後ろ姿になったので、わたしもその場を離れました。
横通岳の稜線が続きます。
珍しい形の雲だとおもい写真に収めました。
周囲を見渡すと、飛行機雲の断片であることがわかりました。とにかく空の広さを感じる登山道でした。
山小屋の跡の石垣のようです。
チングルマの綿毛が秋の近づきを思わせます。
登山道の500mほど先に動く黒い物体を発見。
クマでした。ゆっくりと動いていたので肉眼でもクマとわかりましたが、写真では大きく拡大して、なんとなく頭の方向がわかりました。北海道 大雪山で発生したクマとの不幸な事故は常念小屋に到着した後に知りました。
たしかに黒い点のいる位置が変わっています。
先日、テント泊で訪れた涸沢カールと涸沢ヒュッテが写真に写っています。
常念小屋まであと少し。
常念岳と常念小屋が見えてきました。
お盆休みの最中ということで大勢の登山者とすれ違いました。
常念小屋のある常念乗越に到着。
赤い屋根の常念小屋
常念小屋の玄関。
小屋の屋根の向こうに槍ヶ岳。
常念小屋で荷物を下ろして、身軽になったところで常念岳の山頂を目指しました。常念乗越からの登り返しがあることは承知はしていましたが、しんどかった…
常念岳 山頂に到着!
常念岳山頂から見渡した北アルプスの風景。山頂からの風景はやはり素晴らしいものでした。
常念岳山頂から下山するときに撮影した写真。この写真の左奥から歩いてきました。
常念小屋でシトロン(レモンケーキ)を注文。付け合わせのライチョウを模ったクッキーが可愛らしかったです。
常念小屋のテラス席で生ビール。ビールは喉越しと聞きますが、人生で最高の喉越しだったと思います。
常念乗越の夕暮れ。雲に夕陽があたり噴火しているような赤みを帯びていました。
槍ヶ岳はずっと人見知りでした。
常念乗越の夕暮れ。
麓の安曇野の犀川で花火大会があると知っていたので探していたら、眼下に小さな小さな花火が上がりました。
花火は上から見るよりも下から、近くからが良さそうです。
しかし、打ち上げの音も聞こえて、花火大会の雰囲気は楽しめました。
深夜に山小屋を抜け出して山小屋前で撮影した星野写真。天の川が綺麗に写っていました。