ちはやふる日記


[book] 『ノースライト』

2019年05月07日 20:25更新
ノースライト(横山 秀夫)

十連休に一気に読んでしまいました。

南を向いた窓から燦々と室内に降り注ぐ力強い日差しではなく、北向きの窓から穏やかに差し込む陽光(ノースライト)。画家がアトリエに日差しを取り込むときに好んで使ったり、工場のノコギリ屋根から光を取り込む窓につかったりされる建築のデザインですが、物語の重要な主題になっています。

物語の端緒が浅間山を望む信濃追分に新築された一軒の住宅、ということで現在居を構えているところに近く、描かれている風景に馴染みがあるため、本屋でふと手に取ったのですが、高度成長期に幼少期を過ごし、バブル景気の狂乱から、その後の失われた10年、20年の景気低迷をかいくぐった主人公と我が身を重ねて感慨深く作品を読みました。



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