ちはやふる日記


[cinema] 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

2018年04月01日 19:07更新

ベトナム戦争における米国防総省の機密文書をスクープしたワシントン・ポストの記者と社主の実話を基にした映画。メリル・ストリープ演じるワシントン・ポストの社主は反権力を貫いてきた人生ではなく、歴代の大統領とも会食や休暇を共にして昵懇にしてきたエスタブリッシュメント層。不幸にして父親や夫を早くして亡くしたために社主を受け継いだ人ですが、機密文書の公表が関係者の逮捕や新聞社の存亡に関わるかもしれないと苦悩しながらも決断する姿は胸に迫りました。

言論の自由が天賦の権利ではなく、一人一人の勇敢な善意の積み重ねから手にしていることを思い知らされた作品でした。



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