ちはやふる日記


[trekking] 北アルプスから桜散る安曇野へ

2017年05月06日 11:12更新
燕岳

北アルプス 燕岳(つばくろだけ)に登頂して、その日はそのまま山頂近くにある山小屋・燕山荘(えんざんそう)に逗留。深夜に目を覚ましたため蚕棚(二段ベット)から起き出してカメラ片手に山小屋の玄関前にでたところ、満天の星空が周囲に広がっていました。

写真は全天球カメラ RICOH THETA Sで撮影した写真の一部を切り取ったものです。露出時間を60秒と長くシャッターを開いているので肉眼でみた風景よりもかなり明るくなっていますが、おかげで肉眼でははっきりとわからなかった天の川も薄っすらと写っています。左手に明るく写っているのは安曇野の市街地の明かりです。


北アルプス 燕岳(燕山荘)にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

燕岳

深夜の写真撮影に満足したら再び山小屋の中に戻って、うつらうつらともう一眠りしました。夜明け近くになると周囲の登山客がごそごそと起き始めるので、一緒になってご来光を望むために山小屋の玄関をでました。

山小屋の玄関前が賑やかになって来ると目の前のテント場のテントにも一つ、また一つと明かりが灯り幻想的な風景を作り出していました。太陽ががっつりと上るまで静かだったテントもあったようですが… ^_-;


燕岳

ご来光です。低い高度にうっすらとかかった雲間から太陽が昇ったため、日の出の瞬間はぼんやりとしていましたが、徐々に周囲の北アルプスの山々が照らし出されて感動的な風景でした。


燕岳

燕山荘の裏側から見た燕岳とテント場です。左手のこんもりとした雪の山は山小屋の屋根に積もったままの雪です。山小屋の玄関前は除雪されて顔を出していますが、裏側はまだ深い雪を屋根の上に載せていました。


燕岳

大天井岳へと続く北アルプスの表銀座の縦走路です。夜明けとともに続々と登山客が大天井岳へと向けて出発していきました。

私も二年前の秋に、この縦走路を歩きましたが残雪期は遠くから綺麗な景色を眺めるだけで十分かな? ^_^;


燕岳

燕山荘の玄関前から再び燕岳の山頂の写真をパシャり。山小屋を出発していく登山者が列をなして写真を撮っているので私も合間を見つけて、なんども同じ場所から写真を撮ってしまいました。^_^;


燕山荘 燕山荘

後ろ髪を引かれる美しい景色ですが燕山荘をあとにして下山しました。

この日の朝食は45分間隔で3回。ご来光をながめてからのんびりと最終回で朝食をいただいて下山するつもりだったのですが、たまたま2回戦の朝食の順番に残り一人で滑り込めてしまえたので思ったよりも早く下山することができました。


合戦尾根

合戦尾根を下っていきます。雪で反射した太陽の光が眩しく雪焼けが心配な天候。暑いため山小屋出発と同時に早々にジャケットを脱いで薄手のシャツ一枚で降りることができました。上りだったならば汗だくだったかも?


合戦小屋 合戦小屋

登りは苦労した合戦尾根も下りはあっという間。雪に埋もれた合戦小屋にあっという間に到着しました。まだ朝の早い時間帯だったので下からのぼってくる登山者もまばらで、昨日は大混雑していた合戦小屋の前も閑散としていました。


バス

当初の予定では中房温泉の立ち寄り湯で一服してから12:35発のバスで降りるつもりだったのですが、あれよあれよと下山できたため、駆け込みで9:40発の下りバスに乗車することができました。しかし第一ベンチを通過したあたりから9:40発のバスに間に合うかも?と気が急いてしまって、ちょっと危なかったかも…


しゃくなげの湯

穂高の市街地までバスで降りたら自家用車に乗って移動。昨年秋にリニューアルオープンした「しゃくなげの湯」に立ち寄りました。


しゃくなげの湯 しゃくなげの湯

しゃくなげの湯がある穂高温泉郷周辺は桜吹雪の真っ只中でした。


さくら

常念岳弁当 常念岳弁当

燕岳から降りてきたばかりでしたが温泉のお食事処で名前に惹かれて、こんなものを注文してしまいました。^_^;



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