ちはやふる日記


[book] Binary Hacks

2006年11月13日 08:23更新

「Binary Hacks —ハッカー秘伝のテクニック100選」
 高林 哲、鵜飼 文敏、佐藤 祐介、浜地 慎一郎、首藤 一幸 著


低レイヤ、生のコンピュータに近い領域のテクニックを解説した本です。

では、なぜ今、バイナリなのか。 道具の力とは、抽象化の力だ。泥くさい現実を特定の切り口で簡略化することで、本質に関係のない膨大な雑事を気にせずに、考えたい問題のみに集中できる。だが、抽象化にはそれが成り立つ前提が必ずある。システムが正常動作している間は前提の存在はほとんど気にされることがないが、システムがリミットぎりぎりまで使い込まれて、マージンがなくなってくると、抽象化の壁がほつれてくるのだ。抽象化されたはいれべるな世界でいくら強固なロジックを組み立てても、土台がぐらついたらそのロジックはぺしゃんこだ。それを建て直すには、少なくともほつれた抽象化の壁のひとつ向こうの世界を知ってないとどうにもならない。

「本書に寄せて」より

これですよね。これ。UML2.0や.NETを身に着けたところで、移ろいゆく技術に流されていては、悲しいですよね。やっぱりバイナリよ、バイナリ。
オライリーの通販で購入したので、amazon.comで予約中にもかかわらず、すでに手に入れてしまいました。 おまけでもらったコーヒーマグがこれ。



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