ちはやふる日記


[cinema] 『約束の宇宙」

2021年06月27日 10:44更新

小学生を娘を持つ女性宇宙飛行士サラの物語。ドキュメンタリー映画ではありませんが、欧州宇宙機関(ESA)の全面協力ということで過酷な訓練やロシアのスターシティ、そしてバイコヌールのロケット発射場の風景がリアルで迫力がありました。

娘のステラの父親は同じ職場で働く宇宙物理学者だけれども離婚済。そしてもう一人の主役であるステラは引っ込み思案で友達がなかなかできないけれど、家庭の中では口数が多くて母親への反抗期の真っ只中。マット・ディロンが演じる、ちょっとマッチョな宇宙船クルーのリーダーが何かと主人公のサラにケチをつけてくるのですが、物語の終盤には彼が抱えているトラウマも明かされてチーム・クルーとして仲間になっていきます。映画のエンドロールで実際に宇宙にいった女性宇宙飛行士たちの写真が次々にスクリーンに映し出されて感動を誘いました。

巨大な敵が来襲するわけでも、未曾有の危機が襲ってくるわけでもありませんが、関係者一人一人が様々な犠牲を払いながら宇宙開発の夢を実現していく姿に胸を打たれました。



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