ちはやふる日記


[trekking] 紅葉の立山 神の道

2023年10月08日 14:23更新

北アルプス立山の雷鳥沢キャンプ場にてテント泊をして二日目。母恋坂(通称『神の道』)を歩いて室堂ターミナルまで戻りました。


立山

夜明け前の雷鳥沢キャンプ場。一つ二つとテントに灯りが灯り綺麗な風景でした。


立山

結露で濡れたインナー・テントを何度もタオルで拭いて乾かしてテント・サイトを撤収。最後までヘリノックスチェアに座って休憩しながらの作業だったので、チェアを片付けたのは最後になりました。 😅


立山

浄土橋を渡って浄土川の反対側へと渡ります。


立山

細い角材を渡しただけの簡易橋ですが川底までの高さが2メートルほど。そして川にはチャプン!程度の水しか流れていないため、かなりの緊張感がありました。


立山

多くの登山者が左手の剱御前への道を往来していますが、私は右へと曲がり室堂へと戻ります。


気持ちの良い青空が広がっていました。


立山

大走り、真砂岳への分岐。ちょうど立山三山から降りてきた登山者がいたので声をかけさせていただきましたが、朝一はガスの中だったそうです。「これから登れば絶景ですよ!」と勧められましたが、ヤマテンの天気予報は下り坂だったので、温順しく神の道を辿りました。


その名のとおり、『神の道』の絶景でした。右手に見えている峰が浄土山で左手の稜線が雄山から大汝山への稜線です。二つの峰の間が一ノ越です。


草紅葉と背後の山の緑のコントラストが見事です。さらに紅葉が進むと背後の緑も赤や黄色に色付くようですが、この風景で十分です。


室堂に向けて緩やかですが登っていきます。この程度の坂道が楽ちんで歩いていても気持ちが良いです。


立山

ゴゼンタチバナの小さな赤い実。


みくりが池から室堂山荘への道は登山者が数珠繋ぎに連なっているのがみえるのですが、こちらの道はすれ違う登山者も数組で、しずかに紅葉を楽しむことgできました。


気持ちの良い青空。


立山

一ノ越へ上がるか、室堂へと下るかの分かれ道。


立山

当初は一ノ越まで登ろうと考えていたのですが、徐々に霧に包まれてきたので、室堂へとまっすぐ戻る道を選びました。でも紅葉はこの辺りの標高が一番見頃だったようです。


立山

朝には綺麗に見えていた浄土山も雲に包まれてきました。


立山

谷を渡るために登ってきた道をちょっと下ります。しかし階段が綺麗に整備されているので危険も少なく楽ちんです。


立山

ナナカマドの赤い実。葉っぱはまだ紅葉していませんが、実の赤い色が際立っていました。


立山

霧がかかってきて色がぼんやりしていますが見事な紅葉です。


立山

室堂から一ノ越への遊歩道に合流しました。


立山

一ノ越へと続く道はすっかりと霧に包まれていました。途中ですれ違った人から一ノ越のちょっと下にライチョウがいたと聞いたのですが、紅葉を十分に満喫したので一ノ越には登らずに帰りました。もっとも同日の他の人のレコには室堂山荘の周辺でのライチョウの目撃情報もあったので、霧の中でライチョウに出会えるか出会えないかは運次第みたいです。


立山

室堂山荘の前で見つけたシラタマノキの薄い桃色の実。


立山

室堂山荘から室堂ターミナルへと歩いていると霧の向こうから地響きのような音が聞こえてきました。近づいてくると資材運搬用のキャタピラー車でした。こいつのせいで雷鳥が逃げたのかな? 😅


立山

室堂ターミナルの目の前の湧水まで戻りました。ここまでくると観光客で大賑わいでした。


帰路の黒部ケーブルカー。小学生のように運転席の隣の場所に陣取り、対抗列車とのすれ違いの瞬間を撮影しました。 😅


黒部ダム

黒部ダムに到着。一ノ越には上らなかったので、ダムを上から見下ろせる展望台まで歩いて上がりました。


立山

外階段はほぼ垂直なコンクリートの壁から迫り出すように設置されているため、足元が見えて怖かったです。


立山

展望台の下の喫茶スペースまで到着。汗だくになったので冷え冷えのりんごサイダーを購入して水分を補給しました。


立山

汗がおさまった後に屋上の展望台へと上がりました。テント装備を全て背負って登ったため重たいわけです…


黒部ダム

苦労した甲斐があって黒部ダムの観光放水が綺麗に見渡せました。


霧のように落ちていくダムの水は迫力がありました。近くだと超音波加湿器の巨大版にしか感じられませんが…


立山

下りは内階段を降ります。景色は堪能しましたし電気バスの乗り場への上り返しも面倒だったので、淡々と屋内階段を降りました。


立山

扇沢駅の臨時駐車場に帰りつきました。ざっと雨が降りましたが、すぐに降り止んで助かりました。


立山

大町温泉郷の『薬師の湯』で入浴して帰路につきました。



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