ちはやふる日記


[travelogue] 紅葉の黒部渓谷

2019年11月11日 12:10更新
黒部渓谷トロッコ列車

富山市内で開催された技術カンファレンスに参加した次の日は黒部渓谷鉄道のトロッコ列車に乗って紅葉の黒部渓谷を観光しました。


電鉄富山駅

早朝5時過ぎの始発列車に乗って電鉄富山駅を出発したため周囲は真っ暗。


富山地方鉄道

列車の中も乗客はなく、がらんとしています。


宇奈月温泉駅

宇奈月温泉駅に7:00前に到着しましたが、まだ観光客のまばら。


温泉噴水

駅前の温泉噴水は24時間吹き上がっているようです。


宇奈月駅

富山地方鉄道の宇奈月温泉駅から歩いて数分の距離にある黒部渓谷鉄道の宇奈月駅に到着。


黒部渓谷鉄道

始発列車にはまだ早いと思っていたら、ヘルメットを被った工事関係者や観光施設の従業員さんを乗せた朝イチの便が出発して行きました。


朝イチの専用列車を駅の2階の展望スペースから見送りました。


黒部トロッコ列車

ツアーの受付を済ませてトロッコ列車に乗車。


黒部渓谷

宇奈月駅の隣の線路には工事資材を乗せる貨物台車も停まっていました。

新山彦橋

新山彦橋を渡ります。窓のない開放形車両に乗車したため展望は最高ですが寒い…


小屋平ダム

うなづき湖(宇奈月ダム)の水面が緑に染まって神秘的です。


西洋のお城を思わせる新柳河原発電所。


黒部渓谷

霧に霞む紅葉も風情があります。寒いですが…


仏石

赤い袈裟を着せられた仏石。


森石駅

無人駅を次々に通過します。


コンクリート橋

アーチ形のコンクリート橋。


冬季歩道

渓谷鉄道の線路脇にはシェルター状の冬季歩道が並行して走っています。雪に閉ざされる冬場は、この冬季歩道を作業員のかたが歩いて往復するのだそうです。


黒部川第2発電所

黒部川第二発電所


黒部渓谷

猫又駅に隣接する関西電力の施設。土木っぽいですね。

黒部渓谷


黒部渓谷

トンネルをいくつも通過し黒部川に沿って進みます。


黒部渓谷

トロッコ列車の終点 欅平駅で関西電力の専用列車に乗り換えて専用区間に踏み入ります。ここからは関西電力のヘルメットを被った担当ガイドさんに案内していただいてツアー団体行動になります。


黒部渓谷

建設工事当時、発破のダイナマイトを差し込んだ穴の跡が残っています。


手で切り替える転轍機(ポイント)がここでは現役。


竪坑エレベーター

トロッコ 車両がそのまま侵入できる竪坑エレベーター


竪坑エレベーター

竪坑エレベーターの内部は工事用の大型資材を運搬するために天井がとても高いです。


竪坑エレベーター

標高差200mをあっという間に上がって行きます。当時は国内に技術がなかったため米オーチス 社製だそうです。高さ200mは新宿の野村ビルやコクーンタワーといった超高層ビルと同じ高さ。


黒部渓谷

エレベーターの操作パネル。業務用ですね。


黒部渓谷

エレベーターを降りると狭い作業通路を進みます。

黒部渓谷

作業用のトンネルを抜けて紅葉の山へ出ます。


黒部渓谷


黒部渓谷

15分ほど登山道歩いて展望台へ向かいます。


展望台からの風景。雲が晴れると立山連峰が見えるはずですが、ちょっと残念。


後立山連峰(唐松岳や白馬槍ヶ岳)の方角の風景。


霧に包まれた紅葉の風景も趣があります。


黒部渓谷

黒四ダム建設当時に整備された水平歩道へと向かう登山道の入り口。歩道といっても断崖絶壁に整備された細い細い人一人がやっと通れる道です。黒部ダムから入ってきた本格的な登山者と大勢すれ違いました。


黒部渓谷

ツアー客は緑のヘルメットですが、白いヘルメットはガイドさん。^_^;


黒部渓谷

短い距離でしたが紅葉が見事でした。


黒部渓谷

後ろに見える鉄塔を雪崩から守るためのコンクリート製の構造物だそうです。

唐松岳の方向の雲が少しずつ晴れてきましたが、今回はこれにて時間切れ。


黒部渓谷

鉄の扉を潜って関西電力の作業通路に入ります。黒部ダムからやってきた登山者は、残り標高差200メートルを登山道で歩いて降ります。


黒部渓谷

線路が敷かれた作業用トンネル


黒部渓谷

ツアーの時間調整の間、上部鉄道の列車を見学。渓谷鉄道のトロッコ列車より一回り小さい車体です。


黒部渓谷

運転手さんは進行方向横向きに座って機関車を操作するそうです。それくらい狭い。


黒部渓谷


黒部渓谷

車輪を支える板バネがかっこいい。


黒部渓谷

作業員を黒四ダムまで運ぶ客車。


黒部渓谷

途中、湿気の多い高熱隧道を通過するため、ワイパーが窓の外側と内側の両方についているのだそうです。ワイパーを動かすのは手動。


黒部渓谷

黒四ダムへと続くトンネル。

欅平上部駅

ここが一応、欅平上部駅、ということだそうです。普段は一般旅客が出入りしないため簡素なものです。


黒部渓谷

上部専用軌道の簡単な案内板があります。ガイドさんがこの案内板を指しながら説明してくださいました。


欅平駅

関西電力専用坑内のツアーは解散して、一般の立ち入りOKの欅平駅周辺を自由散策します。


奥鐘橋

奥鐘橋は大勢の観光客で大賑わい。


黒部渓谷 奥鐘橋 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

散策道から黒部渓谷の紅葉を満喫します。






黒部渓谷

竪坑エレベータで上がった関電施設を下から見上げるとこんな感じ。

黒部渓谷

名残り惜しい風景ですが奥鐘橋を渡り欅平駅へと引き返します。



黒部渓谷

帰りもトロッコ列車に乗って朝来た線路を引き返します。


奥鐘山

トロッコ から見た奥鐘山


黒部渓谷

帰路もトロッコ から紅葉を楽しみながら走ります。日射しも出てきて朝よりは暖かく快適でした。


ATS地上子

ATS地上子だ! トロッコ鉄道と云えど安全運行設備はしっかりとしていました。


黒部渓谷

鐘釣駅ではスイッチバックの上下線すれ違い


宇奈月駅

トロッコ鉄道 宇奈月駅では駅長さんのお出迎え(休憩中???)


足湯

富山地方鉄道との乗り換えの待ち時間にホームの足湯でほっこり休憩。


足湯
富山地方鉄道

富山地方鉄道 本線。


黒部宇奈月駅

新黒部駅 - 黒部宇奈月駅で北陸新幹線に乗り換え。駅前にはなーんにもありませんでした。


黒部宇奈月温泉駅

北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅のホーム。あっちもこっちも駅の名前に宇奈月がつくので少しややこしいです。


ます寿司

黒部宇奈月駅の隣の観光センターで購入した鱒寿司を車内で舌鼓。


糸魚川

糸魚川付近を通過する新幹線の車窓からは日本海の風景が堪能できて、楽しい旅の締めくくりとなりました。



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