ちはやふる日記


[travelogue][trekking] 屋久島 第2日目

2006年08月28日 12:16更新

縄文杉登山

早朝4時過ぎに宿を出発して、宿に帰りついたのが19時前。
登山口から往復するだけでも、約11時間。体力の限界への挑戦でした。

ウイルソン杉

一説には豊臣秀吉が切り倒させたという話も残っている屋久杉の切株です。
現代の感覚から言うと、随分と高い位置で切り倒していますが、当時は、トロッコなどの運搬手段もなく、すべて人手に頼っていたため、木材として使える部分から切り倒したのだそうです。そのため、残った切株が次の世代の森のゆりかごになり、森の再生を早めているのだそうです。

縄文杉

メインイベントの縄文杉です。まさに圧巻です。
結構離れた位置から、広角レンズで狙っているのですが、その全容をフレームに納めることができませんでした。

縄文杉の足下に現れたヤクシカです。
屋久島観光協会のなかなか心憎い演出です。(嘘です。野生の鹿です。観光客に餌をねだるわけでもなく、完全に無視です。)
縄文杉と鹿を比較すると、その大きさがわかると思います。

トロッコ杉太郎

杉の伐採のために森に持ち込まれて、打ち捨てられた、トロッコの機関車の残骸です。こんなところに機関車を放置してはダメだろうと思うのですが、森の再生力はたくましく、機関車を苗床にして新しい杉が根を下ろしています。

追記

縄文杉登山者は若い女性が多いのだそうです。私が加わったツアーも、私以外の7名は全て女性でした。お母さんと娘さんの親子が一組いましたが、あとは友だち同士、もしくは一人旅の若い女性でした。
男性の場合は、縄文杉を見に行くにしても、ガイドは付けずに、ガシガシと登っていくようです。でもガイドさんによる森の説明は、とてもおもしろかったです。自分一人で登っていたら見過ごしてしまう、小さな杉や、遠くに見える山の頂きも、足を止めてみると、どれも素晴らしい景色でした。



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