鉄道技術展、ハンドメイド、diaries
幕張メッセで開催中の「鉄道技術展2025」を見学してきました。 IT系展示会と遜色ない開催規模でした。幕張メッセの広い会場にレールや架線などマニアックな製品が並んでいました。ちなみに私の目についたのは軌道モーターカー。大きなものから小さなものまでありましたが、主に保線作業に使われ、資材を運んだり保線作業員さんの巡視に使ったりするものです。時代を表していて象徴的だなと思ったのは線路の草刈りをしてくれる軌道モーターカー。そのほかにも草刈りの省力化ロボットが多数展示されていました。人手不足の地方鉄道では草刈りは切実な問題なのでしょうね。
鉄道事業者向けの運転シミュレーターのデモもしていましたが、JR東日本と協力して南武線を忠実に再現して、本物の運転手さんがデモをするガチ!の内容でした。そしてデモが始まるまで、スーツ姿の男性がマイクを握って前説をしていたのですが、向井実さんでした。
ソフトウェア関連、組込みシステム関連の展示もあるかな?と期待しましたがJR各社と東京メトロさん以外は、ほぼガチのハード、メカの展示ばかりでした。そんな中でメーカー系でIT系、システム系の展示に特化していたのが日立さん。日立製作所といえば蒸気機関車の時代から鉄道を手がけている老舗のイメージですが、会社の方向としてはガチ重電からソフトウェアに舵を切っているのでしょうね。そしてJR東日本さんの展示の中心はガチ不動産デベロッパーでした。
今回はじめて新幹線のeチケット購入にチャレンジしてみました。クレジットカード番号を入力して、モバイルSuicaへのeチケットの紐づけも無事に成功。しかし列車の時刻を間違えていたため指定席を取った列車は先に発車していきました。さいわいモバイルSuicaに紐づけたeチケットで後発の列車の自由席には乗車できたため、ダメージは小さくて済みました。
軽井沢駅からみえる軽井沢プリンスホテルスキー場のゲレンデには、すでに人工降雪機で整えられた雪が積もっていました。
幕張メッセの鉄道技術展を見学した後、休憩場所を探してぶらぶらしていたら見つけた別の展示会です。入場料1000円だったので覗いてみました。会場ではハンドメイド製品の個人&企業が 2m × 2m の小さいブースを出店していて、それが数百店、ずらずらと並んでいました。
黄はだ色が気に入って帆布バッグを1点購入しました。
日比谷の街を見下ろすハンバーガーショップで映画が始まるまでちょっと休憩。
"Ryuichi Sakamoto: Diaries"
坂本龍一さんの晩年の日記と取材映像で綴ったドキュメンタリー映画。物質を融けるまで熱してゆっくりと冷やすと結晶になります。分子と分子が強く結合して綺麗な結晶になります。しかし教授は最後まで結晶を作らなかった。熱しては冷まし、冷ましては熱して、相を転移し続けた。満足せず、邁進せず、理想を追い続けた姿に心揺さぶられました。
映画館を出て日比谷のイルミネーション。
さすが日比谷だけあって大勢の人が見物していました。