ちはやふる日記


[event] Object Oriented Conference 2020

2020年02月22日 06:00更新
OOC

2020年2月16日(日) 東京都文京区のお茶の水女子大学で開催された『Object Oriented Conference 2020』を聴講してきました。

聴講セッション

  1. 『Object-Oriented Diversity』 成瀬允宣さん
  2. 『関心の分離って何?』 神崎善司さん
  3. 『Chatworkのドメインをモデリングした』 FUJII Yoshitakaさん
  4. 『VOYAGE GROUP流開発文化』 大島一将さん
  5. 『READYFORにおける複雑なドメインとレガシーシステムとの戦い方』 伊藤博志さん
  6. 『オブジェクト IPPON グランプリ』 平鍋健児さん
  7. 『アジャイル時代のモデリング』 平鍋健児さん
  8. 『オブジェクトライフサイクルとメモリ管理を学ぼう』 ariakiさん
  9. 『オブジェクト指向プログラミングの現在・過去・未来』 増田亨さん

セッション感想

『Object-Oriented Diversity』 成瀬允宣さん

Diversity(多様性)が大切ですよ、という講演内容でした。『オブジェクト指向』と一言でいってもC++をバックボーンに話している人とsmalltalkをバックボーンに考えている人では頭に浮かんでいるモノは異なる。コンテキストを意識しないとコミュニケーションの行き違いが発生する。不毛な議論や論争に陥らないためにも相手のコンテキストを汲み取って同じ土俵で会話することが大切ですよ、という内容をオブジェクト指向やプログラミング言語を例にとって分かりやすく説明されていました。


『関心の分離って何?』 神崎善司さん

「関心の分離」というキーワードは意識していましたが、かと言って、何のために関心を分離するか?というところまで考えが至っていませんでした。本セッションでは何のために関心を分離するのか?ということを多くの例を通して丁寧に説明されていて腑に落ちました。


『オブジェクト IPPON グランプリ』 平鍋健児さん

モデレータ
  • 株式会社チェンジビジョン 平鍋 健児さん
パネリスト
  • Chatwork株式会社 加藤 潤一さん
  • 株式会社バリューソース 神崎 善司さん
  • 弁護士ドットコム株式会社 天重 誠二さん
  • 株式会社オージス総研 原田 巌さん

平鍋さんがモデレータとしてオブジェクト指向についてのお題を出して、4人のパネラーが答えるセッションでした。平鍋さんのM-1を思わせる派手な衣装の出オチに目を奪われてしまいましたが、モヤモヤしていたオブジェクト指向への考えが「こういう捉え方もあるんだ」、「そういう見方もできるんだ」と再認識させていただきました。


『アジャイル時代のモデリング』 平鍋健児さん

オブジェクト指向とアジャイル開発の歴史を追いつつ、時代がどこに向かっているのか分かりやすく説明させていただきました。


『オブジェクトライフサイクルとメモリ管理を学ぼう』 ariakiさん

今回のカンファレンスで一番エキサイティングな内容だったかもしれません。メモリに配置されたバイト列(=オブジェクト)の挙動を低レベルからの解説はとても面白かったです。オブジェクト指向プログラミング言語でプログラムするときはあまり意識する必要はなさそうですが…


『オブジェクト指向プログラミングの現在・過去・未来』 増田亨さん

型の重要性、型の効用、型の使い方、型についてのあれこれを丁寧に説明いただき大変に勉強になりました。






OOC

この日は附属高校の合格発表もあったようでキャンパスには大勢に人が集まっていました。



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