ちはやふる日記


雪玉効果

2015年04月09日 21:25更新
雪玉

Twitterのタイムラインで『雪玉効果(Snowball Effect)』が話題になっていたので手元にあった雪玉の写真を探してきました。

比喩としての雪玉効果は「最初はたった一人の小さな挑戦でも、少しずつ共感する周囲の人々を巻き込んでいけば、やがて社会全体をも動かす大きなムーブメントを巻き起こせる!」というものです。

この写真はスノーシューを履いて雪山に分け入ったときに撮影した写真です。気温が十分に低く、降ったばかりの新雪で、それなりの斜面があると、登山者がストックで弾いた雪玉が斜面をコロコロと転がって不思議な造形を生み出します。雪玉が斜面でバウンドすると、跡が点々とつき動物の足跡と見間違う人も出ます。しかし雪玉は十数ミリ以上の大きさには成長しません。ふかふかのパウダースノーの上で、転がりながら大きくなった雪玉は自らの重みで雪の中に沈み込んで止まってしまいます。これはこれで示唆に富んだ現象です。 ^_^;


雪玉 雪玉

上の写真は白馬大雪渓を登った時の写真です。冬に雪崩とともに谷底(雪渓)に落ちてきた大きな岩が雪渓のそこかしこに転がっています。この登山の時期は真夏の八月だったので雪は硬く引き締まり登山者はアイゼンの刃を雪に突き立てながら登らないと滑ってしまう状況だったのですが、2〜3メートルもある大きな岩が雪の上に自分の重みだけで止まっています。「転がる石に苔はつかない」という諺がありますが、石も岩も滑りやすい雪渓の上ですら実はなかなか転がっていきません。



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