ちはやふる日記


[travelogue][trekking] 屋久島 第3日目

2006年08月28日 12:17更新

白谷雲水峡トレッキング

宮崎駿監督の「もののけ姫」のモデルにもなった森です。 原始の森と言うわけではなく、江戸時代に伐採された森が再生して、現在の姿をみせているそうです。江戸時代につくられた石の道は、今でもしっかりと残っていて、森に同化しているのだけれども、100年を過ぎた今でもなお、道として残っています。

河原に剥き出しになった大きな岩です。屋久島は、こう言った花崗岩が海中から隆起した島で、基本的に土はないのだそうです。ごつごつした岩肌に、まず苔が根を下ろし、その上に杉がへばり付いているのだそうです。自然の力強さに、ただただ感嘆するばかりです。

王蟲の岩

ナウシカの、あの「王蟲」です。
この岩が屋久島のミニチュアになっていて、大きな岩の上に苔が生えて、その上に杉が生えている姿が見て取れます。

ガイドさんもびっくりするほどヤクシカが出没しました。最初のうちは遠くにいても珍しかったのですが、しばらくすると休憩で腰を下ろしていても、鹿がそばをウロウロするので、ありがたみも半減してしまいました。しかし、えさをねだるわけでもない鹿が、これほど、身近に来るというのは、やはり感動です。
※餌をねだる鹿がご希望でしたら、ぜひ奈良公園へ。鹿せんべいを持っていると餌にガッツク鹿たちに、あっという間に、囲まれます・・・

屋久杉の祠(ほこら)の中から、上を見上げた写真です。杉本体は死んでしまっているのですが、その亡骸に苔や新しい杉をまとい、次の命を育んでいます。

今にも、もののけ姫が現れそうな、苔むした石がたくさん転がっている川原です。

蝉自体は、珍しくも何ともないのですが、森の中では、抜け殻が周囲の風景に同化して、このように見つけるのは難しいそうです。



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